ランビックをベースにサクランボを浸漬したビール
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歴史
1900年、ポール・カンティヨン(Paul Cantillon)が、ブリュッセル郊外のアンデルレヒト (Anderlecht) に醸造所を設立しました。当時、ブリュッセルには約100軒の醸造所がありましたが、第二次世界大戦後の1945年にポールの息子達のマルセルとロバート・カンティヨン(Marcel & Robert Cantillon)が経営を引き継ぎ、1958までに年間生産量は約2,500HLへと拡大しました。1968年、マルセルの娘婿のジャン・ピエール・ヴァン・ロイ(Jean-Pierre Van Roy)が醸造所に入ることになり、古来のビール造りである伝統的ランビック・ビールを引き継ぎました。1978年、カンティヨン醸造所は、通常の醸造業に加え「ブリュッセル・グース・ミュージアム」(Het Brussels Museum van de Geuze)を醸造所の建物内に設立して外部に門戸を開放することを決めました。このことによって訪問見学者は伝統的なランビック・ビールの醸造法をじかに体験することができ、かつブリュッセル地方におけるこのビールの長きにわたる伝統について更に多くを学ぶことができるようになりました。現在、ジャン・ピエールの息子のジャン・ヴァン・ロイ(Jean Van Roy)と彼の家族はこの醸造所とミュージアムを経営しています。
https://www.konishi.be/brewery/cantillon
香り
・強いビール特有な香りはなく、アルコール臭の少ない上品なビールといった感じだ。そこからさらに、上品なサクランボの香りが広がり、一切の妥協のないというこだわりを感じた。飲み進めていっても、その独特な香りが嫌になることはなく、むしろ”もっと飲みたい”と思わせるような作用があった。
味わい
・口に含んだ瞬間から、サクランボの強い味わいが広がる。しかし、それは決してビールの個性は消すことなく表現されている。つまり、上品なサクランボの味わいである。かなり、酸っぱく感じるが、それがまたクセになる味わい。ビールを楽しむというより、サクランボを感じたい、味わいたい時におすすめの1本。
memo
・6か月ほどの若いランビックをベースにサクランボを浸漬して作られます。500Lにつき150kgが使われると言われ、3~5か月浸漬させます。美しい赤みを帯びていて、透き通ったサクランボの香りをダイレクトに感じられます。
・ランビックとは、ベルギー・ブリュッセル南西を流れるゼナ川周辺のみに生息するとされる野生酵母を用い、木樽の中で自然発酵させたビール。カンティヨン・クリークは2年もののランビックに、収穫されたばかりの熟した最高級サワーチェリーを数ヶ月も漬け込み、瓶詰めして二次発酵させた伝統製法そのままのクリーク。チェリーの甘さとランビック独特の酸味の絶妙なバランスが特徴。
・個性的で、喉越しのあるビールを求めるなら、他のビールを求めた方がいいだろう。
・『食前酒におすすめ』といったところだろう。
・コルクと栓で封をされているが、そのコルクにもこだわりを感じられた。
→ボトルされた年をコルク側面に書かれていた。
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→Cantillon Gueuze / カンティヨン グース
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